子供 才能 見極め

認知特性から考える~自分の子供が持っている才能や特性を理解していますか

子供が小さい頃は、主に学校の成績、運動能力、音楽図工などで、こどもの能力が評価されると思います。 具体的には、他のお友達より学校での成績が良かった!勉強ができる子だったとか、他のお友達より何かを早く習得できたなどです。

けれども、その(学校の)評価で、あなたのお子さんの本来の能力を把握できましたか。

うちの子供はこういうことに向いている!こういう能力がある!ということがわかったでしょうか。実際は、学校でもらってくる成績表だけで お子さんの能力を把握するのは難しいと思います。

もちろん、人の才能や特性はそれだけではない。

お友達と仲良くできるか、コミュニケーション能力があるか、自分の言いたいことが主張できるかなども、能力や特性だろうとおっしゃるかもしれません。その通りです。

要領がいい、頭の回転が速い、気遣いができる、努力ができるといった、勉強と関係ないこともことも、その人の才能や特性です。

勉強ができるということだけでなく、持って生まれた資質や能力を活用できる子に育てることができたら、親にとっても子供にとってもどれだけ幸せなことでしょうか。

認知特性

こどもが幼いうちに、こどもの特性について気づいてやれれば、お子さんの得意分野に気づいてやることができます。 お子さんの能力を存分に引き出してあげることができます。

では、どうすれば子供の能力や特性を引き出すことができるのでしょうか。

ここで知ってほしいのが、人の認知特性についてです。

認知特性を簡単に言うと、外からの情報を自分の頭の中で理解し、記憶し、表現する方法とか、人それぞれの思考パターンや感じ方やそれに対する反応。

という感じです。認知特性という難しそうですが、あまり難しく考えないでくださいね。

この特性を知ることで、お子さんの 得意な能力を伸ばすことができます。 勉強も今より効率的にできるようになるでしょう。

人の認知特性3タイプとは

子供 才能 見極め

さて人間の認知特性というのは大きく分けて3つのタイプに分けられます。

1   視覚優位タイプ

2   言語優位タイプ

3   視覚優位タイプ

あなたのお子さんはどれに当てはまるでしょうか。

1   子供の頃から悩まずに絵をかき上げることができた(視覚優位タイプ)

「子供の頃から悩まずに絵をかき上げることができた」というのは、目で見た情報を処理するのが得意だということです。 このタイプは言葉や聴覚より、視覚が優れている(視覚優位タイプ)のです。

視覚優位タイプには、縦と横だけの写真のような平面の世界で情報を認識する人(2次元の視覚優位タイプ)と、縦と横と高さ(奥行)、時間軸などで情報を認識する人(3次元の視覚優位タイプ)がいます。

こどもに絵をかかせてみると、絵の上手い下手は別として、平面的な絵を描く子がいたり、奥行きのある絵を描く子がいたりするはずです。

2次元の視覚優位タイプ

2次元の視覚優位タイプは写真として物事を記憶しています。

そのため、

・道を聞かれたら○○ 駅→○○駅→○○改札→学校のように図式を用いて説明します。

・アニメのわき役のキャラクターもかけます。

・動物名をたくさんあげよと言われれば、動物の写真やテレビで見た動物のイメージあるいは自分が動物園に行った時の画像をイメージしながら答えます。

このタイプはアーティスト系であり、写真家やデザイナー、画家などに向いています。

3次元の視覚優位タイプ

3次元の視覚優位タイプは映像として物事を記憶しています。

そのため、

・人の顔を覚えるのが上手です

・道を聞かれたら図式や地図だけを使うのではなく、信号の数や目印になりそうな看板なども書きそえてくれます。

・昔の記憶を順序よく時間軸に沿って説明できます

・動物名をたくさんあげよと言われれば、動物の写真やテレビで見た動物のイメージあるいは自分が動物園に行った時の画像をイメージしながら答えます。

このタイプは、縦と横の2次元の世界に高さや奥行、時間軸が加わった3次元の映像が認識できるため、建築家やパイロット、テレビや映画の制作者などに向いています。

2   子供の感想文を書くのが得意だった(言語優位タイプ)

「子供の感想文を書くのが得意だった」というのは、 選んだ言葉を処理するのが得意だということです。つまり言語優位タイプです。

言語優位タイプは二種類に分けられます。

文字や文章を映像化してから考えるタイプと、文字や文章を図式化してから考えるタイプです。

文字や文章を映像化してから考えるタイプ

・言葉を「見る」のが得意です。

・言葉を「映像としてイメージすること」も映像を「言葉にすること」も得意です。

・比喩を使って表現するのが上手です。

・動物名をたくさんあげよと言われれば、動物の写真やテレビで見た動物のイメージあるいは自分が動物園に行った時の画像をイメージしながら答えます。

このタイプはイメージを言語に結びつけることが得意なため、小説家やコピーライター雑誌の編集者など言葉を扱う職業に向いています。

文字や文章を図式化してから考えるタイプ

・言葉を「見る」のが得意です。

・理解しづらい文章は図式化して理解します。

・英単語を覚えるときはひたすら書いて覚えます。

・初対面の人の名前は名刺などの文字で覚えます。

・道を聞かれたら文章あるいは図にして説明します。

・教科書の内容を探すとき、どのあたりのページに書かれていたか覚えています。

・わかりやすくノートをまとめるのが得意です。

このタイプは言葉とともに文字や数字などを系統だてて理解でき、覚えるのが得意です。

文章を読みながら頭の中で相関図を作るのも得意です。言葉にして全体像を把握するのが得意なのです。現状の日本の教育は言語優位者が優秀な成績を収めやすいです。それは受験に必要な科目はほぼ全て授業も教科書も言葉を返して覚えるからです。

そのため、教師や医師、金融関係者など、高学歴系の職業に向いています。

3  子供の頃から歌が上手でハモることもできた(聴覚優位タイプ)

「子供の頃から歌が上手でハモることもできた。」というのは、耳で聞いた情報を処理するのが得意な聴覚優位タイプです。

聴覚優位タイプは2種類に分けられます。耳で聴いたものを言葉で処理するタイプと耳で聴いたものを音として処理するタイプです。

耳で聴いたものを言葉で処理するタイプ

・言葉を聞いたり歌の歌詞を覚えるのが得意です。

・英単語を覚えるときは聞いたり暗唱したりして覚えます。

・難しい話でも写真や資料を見ないで話を聞くだけで理解できます。

・テレビを見ていて文字のテロップがなくても内容を理解できます。

相手の話を聞いただけで内容を解でき、覚えられるので(資料などが不要)、授業を聞いていれば、良い成績をとれるタイプです。

このタイプは勉強をするなら、教科書を「読む」よりも、自分の望むレベルのビデオ授業などを「聴く」のが効率的です。

弁護士、アナウンサー、教師、漫才師などに向いています。

耳で聴いたものを音として処理するタイプ

・言葉を聞くのが得意です。

・英単語を覚えるときは聞いたり暗唱したりして覚えます。

・絶対音感を持っていることがあります。

・音楽は一度聞いただけでメロディーが覚えられます。(メロディは覚えられますが歌詞は覚えられません。)

・外国語の発音がとても上手です。

・ものまねが上手です。

このタイプは聴覚的な感性に優れています。

このタイプの人が勉強するならばリスニング教材や自分で暗唱するなど、 耳からの情報で勉強すると効果的です。

このタイプに向いているのは、音楽家など音に関係する職業です。

まとめ

さて、あなたのお子さんはどのタイプでしたか。 お子さんに勉強をおしえるとき、自分が勉強して効率の良かった方法を教えたくなります。

そして、子供がその方法を習得できないと怒りたくなります。

「なぜあなたはこんな簡単なことができないの。」

「なぜあなたはそんなに要領が悪いの。」

といいたくなることもあるでしょう。

けれども、あなたのお子さんが、あなたと同じ認知特性を持っているとは限りません。お子さんにはお子さんにあった効率の良い勉強方法があるのです。

またお子さんが持っている才能や特性が、親の望む方向と違うかもしれません。いちど、お子さんのがどのタイプか観察してみてはいかがでしょうか。