入塾

 

少しでも良い学校へ進学させたい。あるいは学校の授業がわからないので理解できるようになりたい。そんなとき、学習塾を考えるのだと思います。

ただ、子供を塾に通わせ成績を伸ばすまえに忘れてはいけないことがあります。
それは学校の教科書に書いてある基礎的事項をよく理解するということです。これを行った上で塾を活用していただきたいと思います。

そして、子どもの成績を目的や性格に合った塾を選びましょう。学校の成績をやや標準より下から真ん中、あるいは真ん中から真ん中よりやや上の成績にあげたいのであれば補習塾を選びましょう。志望校合格を狙うなら、受験塾を選びましょう。

塾は家庭教師と違います。教育内容や指導方法がわかりにくいです。実際に入塾した後、母親がしっかりとチェックする必要があります。

子供を塾に入れたから、それで子どもの成績が上がるものではありません。子供を塾に任せっぱなしで成績が上がると思ってはいけません。

学習塾の種類いろいろ

学習塾は、指導方針や授業内容、使用する教材や経営の規模などいろいろな塾の種類があります。あなたのお子さんにあった塾を選ぶためのポイントをあげてみましょう。

塾 種類

①総合学習塾

学校の授業と同レベルの授業行うクラスと、中学受験を目的としたクラスがあります。

②中学受験塾
中学の受験を目的とした教室です。入試問題を解くためにハイレベルな授業が行われます。ある程度の学力が身に付いていることが前提となります。

③単一科目を指導する塾
小学生の場合は算数と国語、中学生の場合は英語と数学が主に指導されています。苦手な科目を補強する場合や、得意な科目をより伸ばすために通うのに最適です。

④補習塾
学校の授業を理解するのが困難な子供にむいています。

⑤英才児教育向けの塾

思考力や想像力などの才能開発が目的の塾です。学校の授業や受験とは特に関係がありません。

⑥個人指導塾

講師1人に生徒1人 や講師1人に生徒2人など、生徒に合わせたカリキュラムで授業を行っている。塾と家庭教師の中間的存在。

塾に入る前のチェックポイント

学習塾に入塾するまえには、念入りにチェックしなければいけないポイントがあります。塾の広告の内容と、実際の塾の内容が全く違っていたということもあります。そんないい加減な塾に大切な子供を通わせたくありません。

そのためにも、塾の良し悪しを見分けなければなりません。入塾の前にどのような点をチェックしたら良いのか。

そのポイントはこんなところにあります。

塾 チェックポイント

1.塾の教育方針はどうか

①塾の教育方針があなたのご家庭とあっていますか。

②金儲けのために塾を経営していたり、指導はアルバイトの学生に任せっきりでいい加減。生徒数を増やすことのみにチカラを入れていたりしませんか。

③塾経営者の人柄はどうですか。あるいは塾長の人柄はどうですか。安心してこどもを任せられそうですか。

④塾の個性と子供の個性があっていますか。フィーリングがあっていますか。

良い塾とは、塾の経営者、塾長ともに、子供たちのことを考えて教育をしていることが第一にあげられます。

そのうえで、こどもの個性にあう塾を選びましょう。個性があう塾に通うほうが、塾で子供の能力が発揮されやすいためです。

2. 担当講師の質はどうか?教える意欲はあるか。

中学受験塾では毎月テストがあり、テストの成績でクラス分けがされるところが多いです。そのため、ずっと同じ講師に教えてもらえるわけではありません。一方で中小の塾では同じ講師がずっと教えてくれるところまあります。

講師も元教師や現役の教師、アルバイトの大学生などいろいろです。元教師や現役の教師は経験が豊富なため教え方も上手です。大学生の場合は経験は短いもですが、年齢が近いため子供との距離が近く、子供の立場にたって勉強を教えることができます。そのためどの講師が良いと一概には言えません。

残念ながら、講師陣の全体像は入塾してみないとわからない部分があります。自分の子供が、年齢が高くとも教え方が上手な講師が良いのか、年齢が近く親しみやすさを重視するのか、講師の平均年齢から判断すると良いでしょう。

なお、教育、指導をしっかりした塾長本人がおこなっているなら問題はありません。

3.塾のチラシが誇大広告ではないか?

○○中学に○名合格しました。

塾の広告で有名校の合格者数がのっていますね。でも、その人数は一部の上位成績者が有名校を複数受験し、おなじ生徒が何校も合格した結果ではありませんか?最終的に生徒が進学した学校が載っているわけではないのです。

塾によっては、成績上位の生徒に対して、受験料を出すから、うちの塾を助けると思って○○校を受験してきてくれないかな。
という話が未だにあります。

一時的に在籍した生徒の合格校や、夏期講習や冬期講習を受けただけの生徒の合格校まで、実績として載せている塾もあります。

(一時期だけ在籍し、受験時には退塾していた生徒や講習を受けただけの生徒の合格校がどうしてわかるのか?疑問に思われるかもしれませんね。

合格発表が一段落し、○○学校に○名合格!の広告を出す前に、塾から生徒宅に電話がかかってくるのです。受験おつかれさまでした!というねぎらいの言葉とともにどこの学校に進学するのか、どんな学校に受かったのかなどを、言葉巧みにきいてきます。

そして小学生のみを教えている塾でならそれで終わりですが、そうでなければ、中学に入ると勉強が難しくなります、中学に入る前に中学の内容も先に勉強しませんか。中学入学と同時に他の生徒に差をつけませんか、そのための新中学1年生コースがあるのですが、うちの塾に通ってみませんか!と勧誘が続きます…。)

塾を見極めるためには、実際に自分で塾に見学に行き、入塾案内書にもしっかり目を通すと良いでしょう。

もっとこだわるならば、現在通塾している生徒や以前通塾していた生徒の方の話をきいてみるのも良いでしょう。5人くらいから塾の話を聞き、そのうち塾をホメすぎたりけなし過ぎたりの評価は避け、真ん中くらいの話を聞きましょう。

そして、自分の目と耳で集めた情報と広告との差がありすぎるような塾は避けましょう。

4.多人数制の塾か、少人数制の塾か

多人数性の塾は生徒数が多いため、受験に関するデータが豊富です。そのため、的確な進路指導ができます。

少人数制の塾は、生徒の能力や理解度、学習の進み具合が把握できるため、細かい指導が可能です。最近は、土曜日や日曜日に大手塾の公開試験を受けさせ、そのデータを使って受験指導しているところもあります。

5.カリキュラム、テキストはどうか

いくつかの塾のカリキュラムやテキストを比べてみると、塾の特徴がはっきりわかります。

カリキュラムのチェック点は、どのくらいの進度なのか。反復練習の時間はどれくらいあるかの2点です。

先取りの学習も良いのですが、ものすごいスピードで進み、生徒が理解できないということが起こります。そのカリキュラムにあなたのお子さんはついていけそうですか?
勉強は一度ですべてを理解するのは難しいです。(できる子もいます。)そのため反復練習は必須です。反復練習がカリキュラムにどれくらい入っていますか。

6.入塾説明会や無料テストで注意すること

①入塾説明会

入塾説明会は塾のあら捜しをするつもりで参加しましょう。

入塾説明会でお話をする人は、とても口がお上手です。でも、その人は実際に生徒を教えている先生ですか?

自分の塾を持ち上げるだめに、他塾を悪くいったりしませんか?

質問に対して、あいまいな答えを返したりしませんか。

②無料テスト

入塾のテストを受けるとき、有料(3000円くらいなど)テストのところもありますが、入塾テストではなく無料テストを行っているところもあります。

無料なら、こどもの力だめし、どのくらいの偏差値になるのか受けせてみようか!と思うかもしれません。

でも、この無料テストは(塾によっては)入塾テストにも使われており、テストの結果をもらいに行くと、そのまま入塾の勧誘がはじまる…ということがあります。

また、こどもの成績を良くみせ、やる気を出させるため簡単な問題が出される塾もあります。

こどもの悪い成績を見せられて、この成績ですと…と言われ塾に入れなければならない気持ちになったり、この成績なら、勉強すればもっと上位校に入学できますよ!といわれて、その気になって入塾させたり。

無料テストは、自分のお子さんを通わせようと思う塾で実施していたら受けるくらいが良いでしょう。無差別に受けると、その後の勧誘を断るのが大変です。勧誘に弱いお母さまは、入塾希望の場合のみにしておきましょう。

7.塾の月謝はどうか

塾は月謝が高いから、良い授業をしてくれて子供の成績が上がるわけではありません。

また、月々の月謝のほかに、夏期講習代などは別途かかります。また、土日特訓などがあれば、別途お金がかかります。そして、他塾(大手塾)の公開テストを受けるように言われることがあり、そのお金もかかります。さらに勉強合宿などがあれば、宿泊費もかかります。

塾の費用は高いです。どれくらいの金額ならだせるのか、無理のない範囲内で考えましょう。

8.通塾時間はどれくらいかかるか

通塾時間は片道30分~40分くらいまでにしておきましょう。

親は常に塾のココをチェックしよう

小学生 塾

親は子供を塾に預けたからと、安心してはいけません。親にとってはここからが重要です。塾で子供が学力を伸ばすのに効果的な学習が行われているのか。これを定期的にチェックしなければいけません。でもどのようなことをチェックしたらよいのかわからない。そんな時は次のポイントをチェックしてみましょう。

①自分の子供では

①授業の進むペース、指導方法は適切ですか。
②子供が授業を理解できていますか。
③積極的に授業に関わっていますか。
④塾の先生にわからないところを質問していますか。
⑤先生やお友達と仲良くできていますか。

②塾全体では

①塾で使っている教材の内容が子供の能力にあっているか。
②入塾前に調べたことが正しいのか。ちゃんと実施されているか。
③授業が始まる時間、終わる時間がしっかり守られているのか。
④塾の先生の勤務態度はどうか。遅刻や早退などがないか。
⑤施設や設備はどうか。掃除など行き届いているか。
⑥先生が指導力があるか。厳しいだけでなく、勉強の楽しさも教えているか。
⑦塾の先生のと人間関係はどうか。

⑧授業が見学できるか。

塾で授業を見学と思われるかもしれませんね。

入塾前の体験授業は、親も見学ができるところもあるかもしれませんが、授業が見学できる塾は少ないかもしれません。

塾によっては授業の見学はないものの、塾の受付で各教室のモニターが写し出され、生徒たちの授業風景を見ることができる。そんな塾もあります。全教室が一斉にうつし出されるので、音声は聞くことができませんが、子供たちの授業態度や先生の態度などがチェックできます。

また、個別に授業を見ることができないかと申し出ることで、見学が許される場合もあります。

毎月1回保護者会があり授業内容や、テストの問題の意図、どの点がポイントか、今後の勉強方法などをお話してくれるところもあります。またお願いすれば個別に面談をしてくれる塾もあります。